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2006年11月14日 (火)

イギリス英語なら汎用性が高い

ちょっと「領空侵犯」ですが、企業人になってから「英会話」で随分回り道したものですから、若い方々のご参考まで。(ただし、TOEICスコアが550~750点辺りの方が対象です。)

言いたいことは、英会話を学ぶならイギリス英語がお奨めですよ、という事です。

企業に就職して最初の海外出張がシンガポールでした。ここで話されている英語は、旧宗主国イギリス人が約60年前まで話していたやや古いイギリス英語を中国系の人々(華僑の子孫)が受け継いだものです。抑揚が波のようなアメリカ英語で訓練していた私にはスンナリ耳に入って来ません。いわゆるチャイニーズイングリッシュ、略してチャングリッシュです。Technicalという発音は“テコン”と聞こえます。その後、香港にも出張しましたが、ほぼシンガポールと同じ英語環境でした。バンコクでは仕事の相手が技術官僚で、留学先がイギリスの大学だった方が多く、シンガポールや香港ほど癖はありませんが、やはりイギリス系のカクカクした英語でした。その後サウジアラビア、インド、台湾で仕事をし、英語の多様性を体感しました。ただ、どの国にも出稼ぎのフィリピン人がいて、チャングリッシュだろうが何だろうが構わず逞しく必死にコミュニケートして仕事をこなしていました。私みたいに泣き言を言わず、見上げたものです。

それいらい英語を自己流で研究しました。アジアからハワイで使われていた英語に“ピジョン・イングリッシュ”というのが有ったとか。その“ピジョン”というのはBusinessを発音したものだとか。バンクーバーの図書館にあったカセットテープでシェイクスピア劇をウェールズ訛り、スコットランド訛り、アイルランド訛りで聞き比べたり。 で研究成果は、最初に書いた“イギリス英語がお奨めですよ”というアタリマエの結論になります。

ビジネスを前提とする限り、相手国を選んでなんかいられませんから、学ぶ英語は多様性に耐えられる英語でなくてはいけません。アメリカ英語はメイフラワー号以来の分派ですから、アジア等その他地域の英語とはイトコ関係ぐらい遠いですが、イギリス英語とアジア英語ならオヤコぐらい近いです。だからイギリス英語に馴染んでおけば、東南アジアどころか世界中で違和感が少なくて済みます。またアメリカ人相手でもモチロン使えます。つまり英語が伝播した歴史的な系譜を遡って、“根っこの英語”を身に付けるのが得策と思うのです。また、それになるべく若いうちに気付いて欲しいと思うのです。

ここから先は仮説と趣味の領域ですが、さらに“根っこの英語”を追究するなら、現代のイギリス人が話す英語だとかクイーンズイングリッシュだとかよりも、60~80年ぐらい昔の英語の方が汎用性が高いだろうと想像します。そういう英語はロンドンじゃない地方都市とか、隔絶された地域のほうが残っているんじゃないでしょうか。oftenを“オフトゥン”と発音する地域なんかは割とイケるんじゃないでしょうか。まだ仮説ですが。

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