電力単価が上がる時間帯、人々はどう動くか?
強いから生き残るんじゃない、環境変化に適応した生物が生き残る、企業も同じ・・・と言われています。 この夏、自社内の節電をどのような対策で乗り切るか、と防衛もしっかり Plan, Do, See したいものですが、“節電を追い風にできないか”と攻めの発想も必要ではないでしょうか? 風が吹くと桶屋が儲かる。 桶屋になりましょう。
1990年代初頭のころの体験です。 サウジアラビアの首都リヤドで停電が起こると、交通渋滞が発生しました。 交通信号が止まるから? それもありますが、交通量が爆発するんです。 なぜか? エアコンが効く車が逃げ場になるからです。 涼を求めて一斉にドライブに出掛けるわけです。 そう言えばサウジで “日本車はエアコンが良く効く” と好評でした。 そういう時の車のイメージは4WDのゴツイやつです。 日本車はエアコンのスイッチを入れるとアイドリングが少し高くなって発電量を補いますが、アメリカの4WD車はエアコンを点けたら走り回らないとバッテリーが放電してしまうみたいな評判でした。 今もそうかどうかは存じませんが・・。
今年の日本の夏は停電でなくて節電で、サウジとは違うので、人々がどんな行動を取るかも違うでしょう。 自社のお客様、またはお客様のお客様はどういう性格で、節電の場合にどういう行動を取るだろうか?について社内で知恵を出し合ってみてはいかがでしょうか? 時間帯節電を追い風にしてビジネスにまで繋げられたらベストですが、ひょっとしたら自社のお客様筋の性格・思考パターン・行動パターン・価値観を分析・共有するのに良い機会になるかもしれません。 それが共有できていれば、次に来る変化がビジネスチャンスになるでしょう。
13時から16時まで図書館が混むだろう。 デパートに涼みに行く人が増えるだろう。 ・・・消費財ならその調子で深めていって、自社の強みとの接点を探ります。 部材・生産財の場合はこの調子でいくと因果の連鎖(風~桶屋の連鎖)が長くなりすぎて、相関が定かでなくなってしまいそうです。 ふだんのお客様(のお客様)を発想の起点に置いて、世にある節電製品のすぐ隣のニッチを狙うなど。 お客様を念頭に知恵を出し合う場(ば)が出来上がるだけでも無形の財産です。 自社のアイドリングをちょっとプル・アップしましょう。
では、また。 eメール: BZL12657@nifty.ne.jp
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